値を数えるのは、ものを数えるのとは違うスキルです
子どもがおもちゃを数えるとき、どの物も「1つ」として数えられます。お金はこのルールを崩します — コイン1枚が1、5、10、あるいはそれ以上の値を持つことがあるため、コイン3枚の束もどのコインかによって合計が3にも15にも40にもなります。100まで自信を持って数えられる子どもでも「これはいくら?」で固まってしまう理由です。
お子さんがひとつかみのコインを見て、合計金額ではなく「コイン3枚」と答えるなら、それはお金ではなくものを数えているということです。ごく普通の初期段階で、今の目標はこの2つの考え方を分けられるように手伝うことです。
混ぜる前に1種類の値から始める
2ずつ数えることが混合のたし算より先に来るように、お金を数えることも、混ざったセットが出てくる前に、すべて同じ値のコインの束から始めるべきです。これで最初の問題は、多くの子どもがすでにある程度感覚を持っている、純粋な飛び数え練習になります。
同じ値のコインを何枚か自信を持って足せるようになってから、2つ目の値を導入しましょう。それでも最初は新しい値のコインを少なく、別々にしておき、その後で同じ束の中に混ぜていきます。
足す前に数字を声に出して言う
意外と効果的な習慣:何かを足す前に、お子さんに一枚一枚を指差しながら書かれている値を声に出して言わせましょう — 「5、5、10」 — それから合わせます。これにより、大きさや色で当てずっぽうにせず、実際にコインを読むことになります。
値をすらすら言えるようになったら、左から右へ一枚ずつ足していき、途中の合計を声に出して言わせましょう。その都度、途中の合計を書き留めることで、頭の中の作業が目に見えて確認できる作業に変わります。
最もよくある間違い:コインを1枚見落とすこと
同じ値のコインが何枚も隣り合っていると、子どもは一枚ずつ触って数える代わりに、束をちらっと見て枚数を当てずっぽうで言ってしまいがちです — これがまさにコインが1枚見落とされたり、二重に数えられたりする原因です。
コイン(または絵)を足すたびに、実際に脇へ動かすよう促しましょう。画面を指でなぞるだけでも構いません。この習慣ひとつで、算数の力そのものが問題になるずっと前の段階で、数え間違いの大部分が直ります。
お子さんがより大きく混ざった合計に進む準備ができているサイン
問題の途中で中断されても、最初から数え直す必要がなくなった子どもに注目しましょう — それは、コインの枚数ではなく途中の合計そのものが、お子さんにとって実感のあるものになったというサインです。
お子さんが助けなしに異なる2つの値のコイン3〜4枚を難なく足せるようになったら、より大きく混ざった問題 — 1つの束に3〜4種類の値が混ざったコイン5〜6枚 — に進む準備ができています。